お客様にはできるだけ分かりやすく、家づくりでかかる費用についてお伝えしています。例えば建物本体・土地以外にかかる費用の中で、エクステリア外構工事などの「付帯工事費」というものがあります。買われる土地の形や広さ、隣地との境界によってブロック+フェンスの施工距離が変わり、カーポート・土間コンクリート・ポスト・表札など、エクステリア工事の打合せにおいては「たった、これくらいの工事なのに意外とかかりますね」といった声は多く聞かれます。ですので、建物が建った後の工事になりますが、最初の予算組からしっかりと意識を持っておいた方が良いと思います、次に「諸費用」ですが、ローンの手数料、印紙代、火災保険料・地震保険料などがあります。火災保険（地震保険）は月払いや年払い・2年払いなどより、5年一括をおすすめしております。高知は地震保険率が上がっていきますので、その保険率があがるタイミングが予測できない為、最長の5年一括でお支払い頂く事が、一番お安く掛ける事になるからです。その他、オール電化住宅ですと、エコキュート。オール電化住宅にするか、電化＋ガス住宅にするか、太陽光を設置するかどうかもご説明をさせて頂いております。他、テレビアンテナやカーテン・空調機器なども建物本体以外にかかる費用です。引越し代・家電家具は私たちでは計算できないので、試算にいれておいてくださいというお話もよくしています。

皆さま、口座を持たれている銀行さんをメインバンクと思っておられる方もいて、「その銀行でローンを…」と言われますが、口座があるからお得に借りられるという事はないですし、口座がある所で申し込まなくてはいけないという事もありませんので、0.1％でも金利の低いところをご紹介をせて頂いております。お気をつけて頂きたいのは、同じ金利であっても、銀行に支払う事務手数料や保証会社に支払う保証料が違っています。団体信用生命保険・三大疾病の有る無しなど、細かい項目の組み合わせで、最終の総支払額が200万～300万変わってくる事もあります。それを、お客様の目でご確認頂きながら、35年固定・固定期間選択型等、お客様自身がどの借入商品が自分達に合っているのかをご納得して頂きながら決定していってもらいます。

建ててから出て行くお金として「不動産取得税」(1回限り)「固定資産税」（毎年）、戻ってくるお金として「住宅ローン減税」があります。不動産取得税の計算は、購入金額にて計算されるものではなく固定資産税評価額を基に計算されるので、都度、ご説明させて頂いております。固定資産税は、1月1日、土地・家屋所有者にかかってくる税金です。高知市であれば、4月に納付書が届き、一括か4期に分けてお支払いしていきます。建物に対しては、一般住宅は3年間、長期優良住宅は5年間の軽減措置があります。そのため、一般住宅は4年目、長期優良住宅は6年目からはお気を付けくださいというお話しをしています。建ててからかかるお金は、直接家計に関わってきますので、税金は重要ですよね。住宅ローン減税は、納めた所得税が戻ってきますので、それを家計にプラスしながら、固定資産税・住宅ローンの支払い・水道光熱費・生活費・保険等々も含めた家計を一緒に考えたりもしています。5年一括でお支払い頂いている火災保険（地震保険）は、5年後の請求に驚かないよう、毎月2,000円ほどの積立をうながすなど、出来る限りの心配りをして、お伝えさせて頂いております。